運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
何だかまたもやもやしてきた。。。


里佳と分かれてから
一人でトイレで顔を洗って。


「……ふぅ、」



…そうだよね。

教師と生徒なんてありえない。

てゆーか生徒に無理やりあんなことしてきた男なんて更にありえない。

私は陽一なんて好きじゃない。



鏡を見ると今にも泣きそうな
自分の顔。


…バチン


しっかりしろ。

自分の頬を叩いて
表情を引き締めてトイレを出た…



…ドン

トイレから出たところで
すぐ人にぶつかってしまった。


「ごめんなさい!
あら、篠崎さん」

「あ、すいません…」


ぶつかった相手は小宮先生。

今一番会いたくなかった人…。



「ごめんなさいね、
そうだ、今大丈夫?

保健室にいらっしゃい。
痛めてた足良くなってるか見るから」


「あ、ありがとうございます…」



あまり二人にはなりたくないけど、心配してくれている小宮先生に対してそんな風に思ってるのが申し訳なくて、一緒に保健室に向かった。

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