運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
「今日はありがとう。
すっごく楽しかった」


功太くんにマンションの前まで送ってもらって改めてお礼を言った。


「こっちこそ、
サエもすごく楽しんでたし
また遊んでやって。」


「もちろん!

私もいつもと違う功太くんが見れて
新鮮だったよ。
これも、ありがとね」



最近はずっと色んな事を考えすぎて
頭がいっぱいだったから

こんなにあっという間に
時間が過ぎたのは久しぶりで。

…本当に楽しかった。



水族館で貰ったぬいぐるみを見せながら満面の笑みを見せた。





「…篠崎」




…私の腕を引いて功太くんはそのまま引き寄せた、




………けど、

―――――ドンッ


「あ、ご、ごめん…」


反射的に功太くんを押しのけてしまった。



「…わかってるよ。
篠崎が俺のこと好きじゃないって」




功太くんは押し退けられた自分の胸に手を当てて、


「篠崎ももうわかってるんじゃないの?」



「………え…」


動揺する私を捉えた。

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