運命の人。~俺様教師と秘密の恋~
「ほんと、バカな女」
私の言葉をもう一度聞いた陽一は
私を毛布ごと後ろから抱きしめると
「これからは俺の事をオトすために体張って頑張ってくれんだろ?」
そう言いながら私の後ろ髪に
優しくキスをした。
「そんなことしないもん!
それより昨日小宮先生と何してたの?」
後ろから抱きしめられながらムスッとした顔で疑問を投げつけると陽一は子供のようにケラケラ笑った。
「お前、
素直になると堂々と嫉妬するなぁ、
昨日は普通にデートしただけ」
普通にデートってどういう事?
付き合ってもない私にこんな事するなら、小宮先生にしててもおかしくないよね?
何も解りやすく言ってくれないから
全然スッキリしない。
「ま、
俺が周り見る余裕ないくらい
お前に惚れさせれば?
それよりもう7時半だぞ。
俺も遅刻しそうだわ」
やばい!と急いで準備を始める私の隣で、
陽一は「ま、せいぜい頑張って」と笑った。
なんだかこの男には一生勝てる気がしない。。。