隣の猫くん
傷つけてしまうとしても、私の気持ちを伝えないといけない気がした
私は、藍原くんが告白してくれた場所に藍原くんを連れて来た
「遅くなってごめんね。私の気持ち伝えたいと思って」
少し切なそうな顔をした藍原くん
「聞きたくないけど、七瀬先輩の気持ちから逃げるのは、もっと嫌なんで聞かせてください」
藍原くんは、私の気持ちに気づいてるのかもしれない
「私が藍原くんの気持ちには、応えられないの…ごめんね。
私、猫くんが好き。藍原くんも好きだけど、猫くんの好きとは違うって気づいたんだ。
もし、告白して振られたとしてもこの気持ちを大事にしたいの。私の初恋だから」