かすみ草の恋 番外編
バタンッ!!


二階の寝室から大きな音を立てて
勢いよく降りてきたミカ


ショートパンツにロンT
なんてことのない部屋着スタイル
だけど、小顔で手足がスラリと長い
ミカが着るとなんだって可愛いから
不思議だ…



俺の姿を見つけると
パァーーッと華が咲いたように
可憐な笑顔で俺を見ると


「わぁ〜っ!!夢じゃないっ!!
夢じゃないのねっ!!(笑)」


ミカ…ミカも同じ事考えてたんだな…


久しぶりに見たミカの満面の笑み
で、俺の心臓は波打つように
ドキドキした。


ミカの笑顔は最高に可愛いから


俺はドライヤーのスイッチを切ると


「おはよ。ミカ…おいで」

と、言って両手を広げると
ミカは勢いよく俺の手の中に飛び込んで
来ると俺を見上げながら


「レイジ‼︎おはよう(笑)
それと、入学おめでとう〜!!
起きるの遅くなってゴメンね!」


クゥーっ!!


ヤバイ反則だろ?!


昨日これでもかってくらいに
ミカを愛したのに全然たりねぇ…
可愛すぎて感情の制御に一苦労だ
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