かすみ草の恋 番外編
少しの間、可愛くてたまらないミカと
ジャレあっていたけど、時間もヤバそうなのでパンと珈琲だけの簡単な朝食を済ませ、俺は入学式の準備のために
いったん自宅へ戻る事に…


といっても、数軒先だけどな(笑)


「本当は入学式見に行きたかったんだけど、レイジがここに住む事とか
ママに連絡したり
冷蔵庫の中も空っぽってわけには
行かないしね!買い物もしないと…
帰ってきたら
入学祝いしようねぇっ!!(笑)」


「昨日の今日なんだし…
ミカは家でゆっくりしてろよ。
とりあえず俺は入学式行ってくる。
なるべく早く帰るから大変な事は残しといていいよ?
この家に住む事は俺の方から連絡しようか?!」


てか、親父さんに頼まれてるから
すでに了承済みみたいなもん
なんだけどな。


まぁ、ミカはこの事知らないから…


「ううん、こういう事は私の口から
言わないとねっ!
ほらほら、レイジ!早く行かないと
入学式遅刻しちゃうよ?」


なんて律儀な奴なんだ(笑)


そんな可愛い顔して言わないで…
行きたくなくなる


ミカ、すぐ帰るから待っててな…


俺はミカに触れるだけのキスを
すると


「じゃっ!行ってくる!!」


と、言ってミカに背を向けて
自宅へ戻った。
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