君以外考えられない
不機嫌な君
「ねえ」
私向けられる鋭い視線は、間違いなく彼からのもの。
「…どうした、、、の?」
「は?分かってんでしょ?」
こ、心あたりがないわけじゃ、ない…けど…。
言ってくれなきゃわかんない…し。
「言ってよ、分かんないじゃん。」
「麻アサ、焦らすの上手いね。…昨日なんであそこに居たの?」
「…。」
「俺が知らないとでも思った?他のヤツ見下ろしちゃってさー?」
「ーーーーーーーーーっ!!」
「もう乗り換えようとしてた?もう、、、俺にあきたの?」
「そ、そんなこと……「ないって言えるわけ?」
静かな私の部屋に響く声。
「わ、わたしだって!」
「は?」
「あなたが私が居ないときに触られてて嫌だった…!」
「麻…。」
「一緒だよ?私も、おんなじ気持ち。」