シュガーポット
切なそうな瞳を俺に向けて話す京。
「....俺、野球またはじめるわ。」
俺の言葉に驚いた京は、
「はっ!?マジで?」
と、そう大声で言った。
「おう!!」
京....俺もお前との相性が1番いい。
あの時絶交されて。
だけど信じてたんだ。
いつか甲子園に出て、2人でハイタッチし
て。
苦しい練習に耐えて。
また一緒に汗を流したかった。
一緒に涙を流したかった。
「これからも、よろしくなっ!!」
俺がそう言い、京が笑う。
「おう!!よろしくな!!」