シュガーポット

切なそうな瞳を俺に向けて話す京。



「....俺、野球またはじめるわ。」



俺の言葉に驚いた京は、



「はっ!?マジで?」



と、そう大声で言った。



「おう!!」



京....俺もお前との相性が1番いい。



あの時絶交されて。


だけど信じてたんだ。


いつか甲子園に出て、2人でハイタッチし

て。



苦しい練習に耐えて。



また一緒に汗を流したかった。


一緒に涙を流したかった。




「これからも、よろしくなっ!!」



俺がそう言い、京が笑う。



「おう!!よろしくな!!」




< 177 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop