シュガーポット


「そっか。俺、柊 和珠。キミは?」



男の子はひいらぎかずと名乗った。


じゃあ、あの時の、『和珠くん』は、今目

の前にいるんだ。


「私、は。松澤 愛、です。」


そう告げると、柊くんはニコリと笑った。


なぜか、少し悲しそうな顔をして。
< 60 / 205 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop