泥酔彼女

彼女を黙らせる手っ取り早い方法を、俺は覚えたようだ。
俺は沢村への対処レベルが1上がった。

アホな事を言い出したら、その唇をキスで塞いじまえばいいんだ。

こんな簡単な事が、どうして今まで出来なかったんだろう。

俺としたことが、まるで初めてキスを覚えた思春期のガキみたいに、彼女の唇の甘さに酔い痴れて、───しばらく放せそうもない。








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