俺様彼女

「おぉ、そうなのか!えらいべっぴんだな」

べっぴん…
コイツは何者なんだ…

「慎太郎さん覚悟〜っ!!!」

ゴッ…

「河辺!!」

頭に激痛が走り、俺はその場に倒れ込んだ。

三木が体を揺さぶるが、俺の意識は遠のいていく。

「かわべっ!しっかりせぇ…河辺!」

あー
ごめん三木…

俺もーダメかもしんね…


スパコ――ン!!


「痛い!痛い!」

「よかった…河辺が死ぬところだった…」

三木は上履きで俺の頬を殴ったらしく、頬に再び激痛が走り意識が戻った。

「勝手に殺すなっ!うっ…」

頭いてぇ…
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