俺様彼女
「せっかく頑張ってきたのに…」
「美雪…でも和真くんの問題だぞ?」
「分かってるけど〜…」
木村はしゅんと肩を落として和真を見た。
「和真はアタシより陸上をえらんだのに」
「ん?人と部活を比べるのは可笑しいぞ」
「三木、お前は黙ってろ」
なに!?
と言わんばかりの形相で俺を見て、また何か言いそうだったので俺は三木の口を抑えた。
「中学んときは…」
「……だから納得いかないよ」
そーいえば…
こいつら中学んとき、つき合ってたとか聞いたことあるな…
本当だったのか…
「分かったよ、美雪とつき合えば問題ないでしょ?」
え…
ちょっと!
問題あるでしょ?!
「は…?」
木村もきょとんとしている。