俺様彼女

三木は不敵に微笑んで言った。

「和真くんは貴様とちがって大人だからな。感情をあまり出さないから分かりづらいんだ」

「知ってるし!てゆーか俺と違ってって何?!」

「あの…アタシ…」

木村はおろおろして三木の腕を掴んだ。

「美雪?」

「アタシ…どーしたらいいかなぁ…まだ和真の事好きだけど、陸上続けてほしいし…」

「ん〜…なんか良い案無いか?!河辺っ」

「つーか俺、和真は簡単に付き合うとか言う奴じゃないと思うんだけどさ」

俺はアイスノンを頭に乗せて、そう言った。

「む、確かに」

三木は腕を組んで、悩み始めた。

一方木村は意識が飛んでいるようだった。
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