俺様彼女

「梢ちゃん素直だね」

俺がそう言うと三木は軽く俺を睨んで言った。

「梢ちゃんって言うなアホ」

「恥ずかしい?」

「非常に不愉快だ」

「ひどっ!」

前々から思ってたけど俺に対する扱いひどくない?

「よし着いた。行くぞ川辺」

「アイアイサー」

中に入って二階に上がると、和真がカウンター席に座っていた。

「和真くん待たせたな!」

「いや…って、慎太郎も来てたんだ」

和真が振り返って俺を見る。 

なんか非常にオマケ感マックスできまずい。

「あ、こいつはオマケだからあんま気にしなくて良いぞ」

俺ガチでオマケだったんだ!?
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