俺様彼女
「なんだおまえら知り合いか?」
「要先輩こそ!」
なんだ…?
よくわからんが、要さんと奈菜瀬は知り合いか?
俺がきょとんとして二人のやりとりを見ていると、三木が俺の型を叩いて言った。
「兄貴は華鳳凰の卒業生だ」
「え…でもスーパーセレブ学校…」
「兄貴は特待生でな、異例で入学したんだ」
「へ〜すごいね」
和真は相変わらずしれっとしている。
つーかすごいってか…
叶わねぇ…
「私、慎太郎さんに交際を申し込んだんですの!」
「なんだと?!」
要さんがすごい形相で睨んでくる。俺は汗を一筋流した。
「慎太郎、浮気?」
「この私じゃ物足りないとは良いご身分だ」
「違うし!奈菜瀬お前変なこと言うなよ!」
「事実ですわよ」
「貴様〜!!!」
え?!
なんか俺悪者になってないか?!