俺様彼女

「兄貴ありがとう…」

「いや…うっ……ぐふぅっ…」

「……か、要さん?」

泣いてるし…

「うぅ…妹を頼んだぞ馬鹿野郎…」

馬鹿野郎余計だっつーの

泣いてる要さんを、和真と木村が慰める。

木村と目が合うと、微笑まれ、三人は屋上を後にする。

そして―――…

「終わったな」

「そーだな」

屋上には俺と三木の二人だけになった。


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