俺様彼女

やばい
かわいい〜…

俺がにやにやしていると、三木は思いっきり俺の足を踏んだ。

「いっっっ?!」

「貴様が悪い!!」

「このやろ…」

前言撤回。
こいつは可愛くなんかない!ただの悪魔だ!

すると鐘が鳴り、授業は終わった。これで帰れる…

「川辺、帰るぞ」

「……へ」

あの〜…
俺怒ってるんだけど?

「帰るって言ってんだ!早く支度しないかっ」

「ん、あ、あぁ」

しまった流された!

「美雪〜和真くんじゃぁなー」

「わっ!三木?!」

三木はいきなり俺の手を引いて走り出した。

「川辺、川辺!」

「なんだよ!」

「私の家に来い!」

…………はい?
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