なんかタイムスリップしちゃった姉弟が、新選組とわちゃわちゃするお話
ご飯を食べ終えると、お腹いっぱいに
なり眠気が襲ってきた。
寝っ転がっちゃお。
副長「あのなぁ、人の部屋で勝手に
寝るな。」
「お腹いっぱいなんだもん」
イーク「いいじゃん、別に。」
副長「じゃあ、せめて体を起こせ。
真面目な話があるんだが。」
ほのぼのとした空気は一変、見えない
圧力が部屋を支配する。
その部屋の雰囲気を作ったのは、つい
先ほどまでとは違う目をした男。
自分の目標のためには手段を選ばない
邪魔者を冷たく、それでいて憐れんで
いるような目をした男。
その男は静かに言った。
副長「お前たちは、何者だ。」
出たよ、この質問。
こういう質問って答えにくいから嫌い。
「何者って・・・
一応自分は人間だって思っているけど
君が言いたいのはそういうこと
じゃないでしょ?
はっきり言いなよ。
〈俺たちの味方か敵か〉って。」
副長「質問の意味を分かっているなら
早く答えを言え。」
男は少しイラつきながら言い放った。
イーク「イライラしないでよ。
今答えるから。
質問の答えは、
〈ワカラナイ〉」