この気持ちの伝え方
──あれから龍也と話すことはなく、2年という長い年月が過ぎた。今まで私が注意していた女遊びも、私がいなくなって鎖がなくなった犬のように激しくなっていった。
女の子と龍也がイチャイチャしているのを見ると胸が痛いが、これは私の罪なのだと思っている。まあ、実際自業自得だし…。クラスがずっと違うだけ運が良いよね。
___そんなことを考えていると、元気な声が教室に響いた。
『おはよー!!』
私の親友の林 風花(はやし ふうか)だ。明るく元気でクラスのムードメーカーだ。
「おはよう、風花」
『どうしたの、祭?元気ないね』
「そう?ちょっと考え事してたからかな」
『…藤宮くんのこと?』
「あ、やっぱわかった?」と私が笑うと_____
大きな音を立ててドアが開いた。
クラス全員がドアの方を振り返る。
そこにいたのは龍也だった。
『花柳いる?』低い声でそう言った。
「(苗字…。当たり前だよね…ってええ!?)」
と私の心はすごく混乱状態だった。
「なに…?」私の声はとても小さかった。
『ちょっとついてきて』
そう言われた私は心臓をドクドクいわせながら、少し離れて龍也のあとを歩いた。
女の子と龍也がイチャイチャしているのを見ると胸が痛いが、これは私の罪なのだと思っている。まあ、実際自業自得だし…。クラスがずっと違うだけ運が良いよね。
___そんなことを考えていると、元気な声が教室に響いた。
『おはよー!!』
私の親友の林 風花(はやし ふうか)だ。明るく元気でクラスのムードメーカーだ。
「おはよう、風花」
『どうしたの、祭?元気ないね』
「そう?ちょっと考え事してたからかな」
『…藤宮くんのこと?』
「あ、やっぱわかった?」と私が笑うと_____
大きな音を立ててドアが開いた。
クラス全員がドアの方を振り返る。
そこにいたのは龍也だった。
『花柳いる?』低い声でそう言った。
「(苗字…。当たり前だよね…ってええ!?)」
と私の心はすごく混乱状態だった。
「なに…?」私の声はとても小さかった。
『ちょっとついてきて』
そう言われた私は心臓をドクドクいわせながら、少し離れて龍也のあとを歩いた。