好きっぽい★
目の前のストロベリーフラッペをシャクシャクとまぜる。
きっとあたしは今、このフラッペみたいに真っ赤になってると思う。
「なに~? 誰にキスされたかわからないだと?」
「ちょ……声大きいって!」
目の前にいる友達、ケイちゃんの口を慌てて塞いだ。
だけど時既に遅し……
周りにいたお客さん達がこちらをジロジロと見ている。
すみません……と首をすくめて、ペコリと頭を下げた。
あたし達が今いるのは、
カフェ“マシェリ”。
うちの大学に近い、このカフェは、サークルのメンバーの溜まり場になっている。
夏休みも折り返し地点に差し掛かろうとしているその日、あたしはケイちゃんをここに呼び出したのだ。
ある相談をするために……。
周囲をキョロキョロと見渡した。
知った顔がいないことにとりあえずホッとする。
ちなみに、ケイちゃんは同じ大学だけど、サークルのメンバーではない。
「ナギ~! つまりどういうことなわけ? 説明してよ?」
ケイちゃんがさらに顔を寄せて聞いてくる。
「う……だからさ……」
あたしは昨日の出来事を思い出しつつ、説明を始めた。
きっとあたしは今、このフラッペみたいに真っ赤になってると思う。
「なに~? 誰にキスされたかわからないだと?」
「ちょ……声大きいって!」
目の前にいる友達、ケイちゃんの口を慌てて塞いだ。
だけど時既に遅し……
周りにいたお客さん達がこちらをジロジロと見ている。
すみません……と首をすくめて、ペコリと頭を下げた。
あたし達が今いるのは、
カフェ“マシェリ”。
うちの大学に近い、このカフェは、サークルのメンバーの溜まり場になっている。
夏休みも折り返し地点に差し掛かろうとしているその日、あたしはケイちゃんをここに呼び出したのだ。
ある相談をするために……。
周囲をキョロキョロと見渡した。
知った顔がいないことにとりあえずホッとする。
ちなみに、ケイちゃんは同じ大学だけど、サークルのメンバーではない。
「ナギ~! つまりどういうことなわけ? 説明してよ?」
ケイちゃんがさらに顔を寄せて聞いてくる。
「う……だからさ……」
あたしは昨日の出来事を思い出しつつ、説明を始めた。