好きっぽい★
「うん。普段使ってない部屋がたくさんあるからさ。部屋荒らされてても気づかねぇの。3日ぶりぐらいに入った部屋がすごいことになってて……『あ、泥棒にやられた』みたいな」
「ええっ! マジですか? それめちゃくちゃ怖いんですけどぉ」
両腕を擦って本当に怖そうなジェスチャーをしているケイちゃんにカジ君はクスって笑った。
「今は大丈夫だって。あれ以来、ちゃんとセキュリティーつけてるから。うちに忍び込むのは結構大変だと思うよ?」
「なるほど。さすが金持ち」
ケイちゃんはうんうんと頷いていた。
あたし達は、カジ君の部屋に入った。
昨日と何一つ変わっていない……
そう思ったその時、何か違和感を感じた。
「あれ?」
あたしは机に近づく。
「カレンダーは?」
昨日は確かにあったはずの卓上カレンダー。
パソコンの横に置いてあったそれが今は見当たらない。
「ええっ! マジですか? それめちゃくちゃ怖いんですけどぉ」
両腕を擦って本当に怖そうなジェスチャーをしているケイちゃんにカジ君はクスって笑った。
「今は大丈夫だって。あれ以来、ちゃんとセキュリティーつけてるから。うちに忍び込むのは結構大変だと思うよ?」
「なるほど。さすが金持ち」
ケイちゃんはうんうんと頷いていた。
あたし達は、カジ君の部屋に入った。
昨日と何一つ変わっていない……
そう思ったその時、何か違和感を感じた。
「あれ?」
あたしは机に近づく。
「カレンダーは?」
昨日は確かにあったはずの卓上カレンダー。
パソコンの横に置いてあったそれが今は見当たらない。