好きっぽい★
そうだよね。
彼女いるってわかってるくせに、キスして欲しいだなんて……。
自己中もいいとこだよね……。
「ごめっ……」
ごめんなさいって言いかけたその時、トンネルの向こうから声がした。
「おいー! カジー? ナギー?」
大野先輩が走ってこちらに向かってきた。
「何かあったのか?」
あたし達の様子に何かを感じたのか、眉間に皺を寄せて、険しい顔をしている。
「なんもねーよ」
そう言うと、カジ君はあたしに背を向けて歩き出した。
もう一度も振り向いてくれなかった……。
彼女いるってわかってるくせに、キスして欲しいだなんて……。
自己中もいいとこだよね……。
「ごめっ……」
ごめんなさいって言いかけたその時、トンネルの向こうから声がした。
「おいー! カジー? ナギー?」
大野先輩が走ってこちらに向かってきた。
「何かあったのか?」
あたし達の様子に何かを感じたのか、眉間に皺を寄せて、険しい顔をしている。
「なんもねーよ」
そう言うと、カジ君はあたしに背を向けて歩き出した。
もう一度も振り向いてくれなかった……。