好きっぽい★
お盆
翌日、あたしは紙袋を用意した。
実はあたしの部屋には、カジ君から借りっぱなしのものが色々あったんだ。
ホラー映画のDVDでしょ……。
ミステリー小説……。
それから、心霊写真ばかりを集めた雑誌。
全部返さなきゃ……。
もう、サークルは辞めよう。
そう思ったんだ。
もともと苦手だったのに、カジ君に近づきたいためだけに入ったサークル。
そんなよこしまな考えを抱いているあたしが、あそこにいる理由はもうなくなってしまった。
きっとこれ以上あたしがいたら、カジ君だって困るだろう。
カジ君に借りたもの、ひとつひとつ、手にとっては袋にしまった。
どんな小さなものにも思い出がある。
この雑誌見ながら二人で盛り上がったなぁ……とか、カジ君、この怪奇現象を必死で、あばこうとしてたよね……なんて。
実はあたしの部屋には、カジ君から借りっぱなしのものが色々あったんだ。
ホラー映画のDVDでしょ……。
ミステリー小説……。
それから、心霊写真ばかりを集めた雑誌。
全部返さなきゃ……。
もう、サークルは辞めよう。
そう思ったんだ。
もともと苦手だったのに、カジ君に近づきたいためだけに入ったサークル。
そんなよこしまな考えを抱いているあたしが、あそこにいる理由はもうなくなってしまった。
きっとこれ以上あたしがいたら、カジ君だって困るだろう。
カジ君に借りたもの、ひとつひとつ、手にとっては袋にしまった。
どんな小さなものにも思い出がある。
この雑誌見ながら二人で盛り上がったなぁ……とか、カジ君、この怪奇現象を必死で、あばこうとしてたよね……なんて。