好きっぽい★
大好きなのはいちごミルク
それから数日後。
今日はあたしの誕生日。
あたしはカジの家に向かった。
花火大会の前にふたりでお祝いしようってことになったんだ。
結局あたし達はサークルを辞めていない。
“オカルトをこよなく愛すること”って、規約は、カジ君が代表の権限で削除しちゃったんだ。
実は、あたしが怖がりだってこと、みんな気づいてたみたい。
ミサコ先輩はわざとからかうために、あんなヘンなDVDをあたしのプレゼントに選んだんだって。
やっぱり変わった人ばかりだ、オカルト研究会って。
それでもあたしはそんなみんなが大好きなんだ。
カジ君の家に到着すると、なぜか中は騒然としていた。
お母さんが真っ青な顔してバタバタ動き回っている。
「どうしたの? 何かあったの?」
「うん……まぁ……」
カジ君はその場では言葉を濁すと、あたしを自分の部屋につれていった。
そして、大きくため息を吐き出すと、やっと教えてくれた。
「兄貴がまた家出した」
「え……」
今日はあたしの誕生日。
あたしはカジの家に向かった。
花火大会の前にふたりでお祝いしようってことになったんだ。
結局あたし達はサークルを辞めていない。
“オカルトをこよなく愛すること”って、規約は、カジ君が代表の権限で削除しちゃったんだ。
実は、あたしが怖がりだってこと、みんな気づいてたみたい。
ミサコ先輩はわざとからかうために、あんなヘンなDVDをあたしのプレゼントに選んだんだって。
やっぱり変わった人ばかりだ、オカルト研究会って。
それでもあたしはそんなみんなが大好きなんだ。
カジ君の家に到着すると、なぜか中は騒然としていた。
お母さんが真っ青な顔してバタバタ動き回っている。
「どうしたの? 何かあったの?」
「うん……まぁ……」
カジ君はその場では言葉を濁すと、あたしを自分の部屋につれていった。
そして、大きくため息を吐き出すと、やっと教えてくれた。
「兄貴がまた家出した」
「え……」