続・生きる。
第九章
そして数日がたち、あっという間に6月に突入。
私の誕生日は6月3日ですぐに来る。
「由茉、もうすぐ誕生日だな!
俺と出掛けよう!!」
「えー一輝と?」
「いいだろ?」
まあ約束あるわけじゃないしね…
みんな知らないし…
「仕方ないなぁ。
どこ行くの?」
「実は映画の試写会当たったんだ~。
一緒に見に行こう。
学校まで迎え行くし湊には俺から言っとく。」
「はいはい、わかったよ。
じゃあ私もう寝るね。おやすみ。」
私は部屋へ入った。
映画かぁ…こうやって誕生日に出掛けるの
初めてだなぁ。
小さい頃はよくお祝いしてくれたっけ。
もうあんま覚えてないや。
これも一輝のお祝いなんだよね。
そう思いながら私は眠りについたー…