続・生きる。
第九章


そして数日がたち、あっという間に6月に突入。


私の誕生日は6月3日ですぐに来る。


「由茉、もうすぐ誕生日だな!

俺と出掛けよう!!」


「えー一輝と?」


「いいだろ?」


まあ約束あるわけじゃないしね…

みんな知らないし…


「仕方ないなぁ。

どこ行くの?」


「実は映画の試写会当たったんだ~。

一緒に見に行こう。

学校まで迎え行くし湊には俺から言っとく。」


「はいはい、わかったよ。

じゃあ私もう寝るね。おやすみ。」


私は部屋へ入った。


映画かぁ…こうやって誕生日に出掛けるの

初めてだなぁ。


小さい頃はよくお祝いしてくれたっけ。


もうあんま覚えてないや。


これも一輝のお祝いなんだよね。




そう思いながら私は眠りについたー…

< 103 / 953 >

この作品をシェア

pagetop