続・生きる。

「「「「「誕生日おめでとうございます!!」」」」」


……………。



「…え、え!?なに!?どういうこと!?」


「はは、驚いた?」


そう言いながら後ろから出てくる爽。


「誕生日おめでとう。」


「サプライズ成功だな。」


「バレてるんじゃないか心配だったー!」


純、颯、哉斗がそう言う。


私はわけがわからない…


「なんで…だって言ってなかったのに…」


「一輝さんから聞いたんだよ。

由茉が今日誕生日だって。

いきなり電話きて、

誕生日由茉借りるとか言い出して、

誕生日って誰の?と思ったら由茉とか言うし。

それも一昨日な。急すぎたしビビったわ。」


湊が言った。


「じゃあさっきの一輝の電話は…」


「もちろん俺。頼んだ。」


「なんだぁ…ほんと…びっくり…」


私は嬉しすぎてまた泣いてしまった。


「由茉、泣くなよ。」


「だって…嬉しくて…

こんな風にお祝いしてくれたの初めてで…


本当にみんなありがとう…」


私はみんなにお礼を言った。


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