続・生きる。
「由茉、もういいのか?」
「うん。気持ちが嬉しすぎて…
もう入んない。」
そっか、という湊。
一昨日から計画たててくれたのかな…
「湊、ありがとね。
本当に嬉しい。」
「由茉が喜んでくれてよかったよ。」
「湊、だいすき。」
「なんだよ急に。」
「言いたくなったの。」
「そっか。俺も大好きだよ。」
しばらくして、誕生会が終わった。
「みんな、本当にありがとう。
本当にすっごく嬉しかった。
私、如月の姫でよかったよ。
みんなだいすき!
生きててよかったー!」
私はそういうとみんなと上へ上がった。
「由茉はこっち。」
2階にくると湊が私を総長室へと引っ張った。
「あ、俺ら荷物もったらすぐ下いって
片付け終わったらすぐ帰るから!」
「さんきゅ。」
爽の言ったことになぜか湊はお礼を言った。
「これ!俺らから!」
そういって哉斗は私にプレゼントを差し出した。
「え…まだくれるの?」
「もちろん!開けて開けて!」
開けてみると中にはオルゴールが。
私はオルゴールの蓋をあけた。
~♪~♪~♪
「この曲…」
「美波が好きだった曲。
これでしょ?由茉ちゃんがよく聴いてるの。」
「うん…。ありがとう。
大事にする。」
「これは俺から。
あとで湊と開けて。」
そう言って小さな箱を差し出した颯。
「うん?わかった。」
「ないといざってとき困るしな?」
と言って笑った颯。
「余計なお世話。」
と湊。
「湊は中身知ってるの?」
「検討つく。」
「へー、すごいね。」
「じゃーね、由茉。」
爽がそう言って、みんな幹部室へ入っていった。