続・生きる。
「由茉、おいで。」
「うん。」
私たちは一緒に総長室へ入った。
「湊、ほんとにありがとね。
もうみんなにも感謝しきれないよ。」
「由茉が普段からみんなを大切にしてるから。
だからみんなからの恩返し。
いつもありがとな、由茉。」
「そんなの、こっちのセリフだよ。
みんなが大切にしてくれるから…
私も大切にしてるだけだよ。
みんなにもらってばっかで…」
「その言葉で十分嬉しい。
総長として。みんなを大切に思ってくれてて。
無理矢理だったけど、由茉を姫にしたこと
後悔してねーからな。
由茉でよかった。ありがとな。」
「こちらこそ。ありがとう。」
そう言って湊は私にキスをした。