続・生きる。



「晴輝と外歩くの初めてだねー。」


「そうだなー。

そもそもあんまり俺ら歩かないしな。」


「確かに。いつもバイクだね。」


そんな話をして15分くらいでお店についた。


「いらっしゃいませー!」


「二人。」


晴輝がそう言うとすぐに席に案内してくれた。


早くきてよかった~。


それにしても…


「あれ晴輝さんだよねー!」


「はじめてみたー!」


「かっこいー!」


ひそひそ言われておりますよ、兄さん…


一輝と出掛けても湊たちと出掛けても

こうやって言われるから慣れてるんだけどさ…


「晴輝ってモテるんだね。」


「はぁ?何を今さら。

そんなこと言ってんの由茉だけだぞ。」


「自分の兄を女からモテるなんて思わないし。」


「一輝のことは思ってんじゃん。」


「あぁ、そうだった。」


矛盾してるよ、私。
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