続・生きる。


「晴輝、先帰ってて。

あれ友達。」


「そうなのか。

わかったよ、何かあれば連絡しろよ?」


晴輝…颯って気づかないんだね…。


一輝みたいになった晴輝を先に帰らせ

私は二人のもとへ向かった。


「ねぇ、私じゃだめなの!?」


「だーかーら、俺は美海(みか)と付き合う気はないの。

そろそろわかってよ。」


女問題ですか…。


「だって…私のこといつも優しく抱いてくれてたじゃん…」


「俺は女の子みんなにそうなの。

俺なんか好きになっても悲しむだけだよ。」


「でも好きなの!」


「そろそろ諦めてよ~。」


颯…呆れてなにも言えないよ…。


「はーやーて。」


「…由茉。」


「女の子泣かしちゃダメじゃん。」


「…勝手に泣いてるだけ。」


「颯がやってること、女の子にとって

全然優しくないからね?」


「俺はもともと優しくねーよ。

お前だけ。まともに相手してんの。」


…それ勘違いされる発言ですけど…
< 140 / 953 >

この作品をシェア

pagetop