続・生きる。
「なんだよ、由茉。
ずいぶんと元気だな。」
「あのね!私お母さんのとこいく!
夏休みだし、お母さんの許可もとったの!」
「は!?母さん今アメリカだぞ?
一人でいくのか?」
そう、私の両親は春にアメリカへ移住した。
「うん!大丈夫だよ、アメリカなら。
私英語わかるしなんとかなるよ。
お母さんも空港まで迎え来るって言ってたし
パスポートもあるし!
ね!お願い!」
私は手を合わせてお願いした。
「…わかったよ。いつから?」
「早い方がいいの。
飛行機の空き次第。調べてくれる?」
「わかった。じゃあ支度しとけ。
どのくらい行くんだ?」
「んー、もう8月入るし
20日に帰ってくるくらいにして。」
「けっこう長いな。
まあ母さんたちいるし良いか。
じゃあすぐ調べるから。」
「うん!お願い!ありがと!」
そして私は部屋へ戻った。
よしっ!!荷造りしよ。