続・生きる。
そして、夜。
「由茉、明日の昼の便とれたよ。
エコノミーはなかった。
夏休みだしな。だからビジネスだ。
帰りはエコノミーだけどな。」
「ありがと~!助かる!!」
「湊たちには言わなくて良いのか?」
「…うん。言わない。聞かれても答えないで。
自惚れかもしれないけど
もしかしたら爽が調べるかもしれない。
だから隠して。
湊ならわかったら来ちゃいそうだもん。
…まあ今の状況じゃありえないかもだけどね。
だから黙っててね。」
「わかった。
母さんたちによろしくな。
土産も買っといたから。」
「ありがと。」
私は1年ぶりにアメリカへ戻ることにした。
…病院行こうかな。
日本語教えてあげようかな。
そんなことを考えながら眠りについた。