続・生きる。
車を降りて数分でみんながいるところについた。
「みんな、ご苦労様。」
パラソルなどを設置してるみんなに声を掛けた。
「由茉ちゃん!早く遊びにいこ!」
「え、うん!ちょっと待って!」
まだ荷物もおいていないのに。
「ここ、もう置いていい?」
「あ、はい!大丈夫です!
俺ら見てますから行ってきてください!」
「ありがと。お願いね。」
私はそう言ってパーカーを脱いだ。
なんか周りの視線が痛い…
「あの…そんな見ないでもらえる?」
「おー、由茉。
出るとこ出てちゃんとくびれてんのな。」
「颯、そういうこと言わないで。」
「ってか傷痕見えないじゃん。」
湊が言った。
「うん、莉桜に、そんなの胸で隠せる!って言われて
隠れる水着を選んだの。」
「由茉ちゃん!かわいー!」
そう言って抱きつこうとする哉斗。
「哉斗、今抱きついたらどうなるかわかってんだろ?」
一段と低い声で言った湊に
哉斗の動きが止まった。
「湊こえーよ。
由茉ちゃん!遊びいこ!」
「うん!
湊もいこっ!」
私は湊の腕を掴んで哉斗を追いかけた。