続・生きる。



それから私たちは思いっきり遊んで

みんなのところに戻った。


「疲れた~」


私が疲れて座ると


「楽しかったね!」


と哉斗が元気に言う。


…体力の差を感じる。


「俺腹へったからなんか買ってきて。」


純がそこにいたみんなに言った。


「俺ら買ってきますね!」


「おい、金。」


湊はそう言ってお金を渡した。


「お前らも食べるもん買ってこいよ。」


「「「ありがとうございます!」」」


そう言って言ってしまった。


「私お手洗い行ってくる。」


「一緒にいく。」


「湊、トイレくらい一人で行けるし

恥ずかしいから待ってて。

そこらへんに誰かしらいるし平気。」


そう言って私は湊を置いて歩きだした。


それから私は用を足し、手を洗っていると

「ねーねー、一人~?」


ナンパか…。


「違います。一人なわけないでしょ。」


私が冷たく言うと

「俺らと遊ぼうよ~」

と腕を掴んできた。


「だから一人じゃないってば!

離してよ。」


「じゃあさ~友達も呼んでいいよ?」


…そうきたか。まあいいや。


「…じゃあみんなのとこ、行く?」


「お、遊ぶ気になった?」


そういって私の腕は離されることなく

私の横を歩きだした。


全く。別に逃げないのに。


えーっと、いたいた。
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