続・生きる。


私はみんなのところへ向かった。

男二人を連れて。


「由茉ちゃん、それ誰~?」


哉斗が最初に反応した。


「ナンパ。」


その言葉にみんなが振り返った。


「へー、俺らの由茉ちゃんをナンパするなんて

いい度胸してんね。」


「みんなと遊びたいんだって。」


私がそういうと


「は、いや…あの…」


「その手離せよ。」


湊が低い声で言った。


「俺の女に触るとは

本当いい度胸してんな。

俺らと遊びたい?

相手してやるけど。」


湊がそういうと男たちはすぐに走り去ってった。


「ったく、やっぱ一緒に行けばよかったな。」


「大丈夫だよ、みんないるもん。」


みんなが近くにいると思うと

ナンパも全然怖くない。


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