続・生きる。
「っていうかこんなおさげ女に声かけるなんて
趣味悪すぎでしょ。」
「お前は元がいいからな。」
「いやいや、それはない。」
「一輝さんと晴輝さんの妹なんだ。
その容姿もな。自信もて。」
似てないから自信持てない。普通に。
でもやっぱ湊に言われると嬉しい。
「由茉ちゃん、何食べる?
たこ焼き、焼きそば、とうもろこし、
フランクフルト、ポテト、からあげ!」
「たこ焼き~」
私は哉斗からたこ焼きを受け取った。
「湊、ひとつあげる。
はい。」
私が差し出すと湊は素直に口を開けた。
「あっつ!」
「ははは、だってたこ焼きだもん!」
私は熱がる湊を見て笑った。
「由茉、覚えとけよ。」
「やだ。湊怖いもん。」
「反抗期か。」
そんな会話にまた笑ってしまった。