続・生きる。
第十二章



長かった夏休みが明け、2学期がスタートした。


今日から9月。


「由茉、おはよ。」

「おはよ、湊。」


私たちは今日も仲良く一緒に登校です。


「久しぶりに制服姿見るとかっこいいね。」


「さんきゅ。行くぞ。」


私が後ろに乗り、学校へ向かった。


資料室も久しぶりだ。


「おはよ。」


私はみんなに挨拶をした。


「おはよ!由茉ちゃん!今日もかわいいね!」


「なにそのチャラ男みたいな発言。」


哉斗、変。


「えー!素直にいっただけなのに!」


「哉斗うるせぇよ。」


と湊に突っ込まれる。


「ってか今日席替えすんのかなー。」


と純がいった。


「純はまた前じゃない?」


と颯が答える。


「颯は女の子と普通に話すの?」


遊ぶことはなくなったけど…


「んー、まあ適当にあしらう。

素を見せんのはやだしね。」


「ふーん、そっか。」


「とりあえず来月末の文化祭に向けてだね。」


文化祭か…そういえば去年はいろいろあったな。


「今年何やるかなー?」


「さぁなー。普通に食べ物売るでいいんじゃん?

カフェとかだったら全力で反対する。」


と純が言った。


「俺も。接客とか無理。」


と湊。


確かにこの5人は嫌がりそう。


「ま、俺は女の子ならいいけどね。」


と颯。

基本的に女の子大好きなんだよね~。


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