続・生きる。


そして一時間はあっという間にすぎ

私たちは交代して資料室で休憩した。


「つっかれたー。」


哉斗がソファにうなだれた。


「すっげー混んだな。」


爽が言う。


「あんだけ売ったんだから

準備しなかったのもチャラだろ。」


湊が言った。


本当にそう思う。


私たちよく頑張ったよ。


コンコン…


ん?ノックされたぞ?


「失礼します。

これ、俺らのクラスのお好み焼きです。

よかったらどうぞ。」


来たのは雄と秀だった。


「さんきゅ!俺ちょうど腹減ってたんだよ!」


哉斗が元気になった。


「悪いな。」


湊が秀から受け取った。


「じゃあ失礼します。」


そう言って二人は帰っていった。


私たちはもらったお好み焼きを食べた。


とにかくくたくただった私たちは

本当に嬉しかった。


「おいしー!」


お好み焼きって初めてだけど

本当に美味しかった。



そんなことをしていたら12時まであと5分。


私たちは体育館へ移動した。

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