続・生きる。



「あ!橘くん!水嶋くん!高橋くん!

待ってたよ!!」


司会者が3人を連れていく。


私は爽と純と前に行った。


いちばん前には一輝と晴輝がいた。


「なに仲良く二人で座ってんの。」


私が話しかけた。


「おう、由茉。

今年は他に来れるやついなくてな。」


晴輝が言った。


「今年は湊と哉斗と颯なんだな。」


一輝がいった。


「そうみたいね。」


「自分の彼氏が選ばれてるのに余裕だな。」


「そんなわけじゃないけど。」


私はそう言いながら一輝のとなりに座った。


「まあ湊だもんな。大丈夫か。」




結局今年も3人して見事な振りっぷりだった。


それから私たちは8人で回り

さらに目立った。


「そういえば湊、総会の準備進んでるか?」


「はい。もうほとんど終わりました。

来週テストでそのあとすぐなので

準備ができなくなるので。」


「そっか。楽しみだな。」


「そういえばなにかお知らせがあるんですよね。」


「あぁ、俺はそれが楽しみで仕方ないよ。」


一輝は楽しそうに笑った。


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