続・生きる。
そして最後の文化祭も終わった。
私たちは一輝と晴輝を見送りに来た。
「湊、進展があったから
また連絡するな。」
「…わかりました。
今日は来てくれてありがとうございました。」
一輝と晴輝は帰っていった。
「湊、進展ってなに?」
私は気になったことを聞いた。
「内緒。」
…そうですか。
まあいいや。どうせ教えてくれないし。
私たちは片付けもせず資料室へ逃げた。
「今年の後夜祭は誰来るの?」
純に聞いた。
「俺は全然知らないやつ。
○○○ってやつ。知ってる?」
「知らないや。」
「今年の後夜祭は微妙。」
「じゃあ帰っちゃうか。」
そういう哉斗の意見に私たちは賛成し
みんなで帰ることにした。
溜まり場へ戻ると
秀も雄もいた。
「二人もサボりか。」
颯が言った。
「はい。片付けは任せました。」
秀は笑っていった。