続・生きる。


「湊、ちょっといいか。」


「おう。」


幹部室へ戻った俺にすぐ声をかけてきた哉斗。

俺は哉斗に連れられ廊下に出た。


「あのさ、由茉気づいてるぞ。

俺らが由茉に隠し事してること。

由茉、自分だけ知らないことがあったら

寂しいってさ。…それだけ。」


…寂しい、か。


俺ら仲間だもんな。


……言うか。

< 296 / 953 >

この作品をシェア

pagetop