続・生きる。
俺らは幹部室へ戻った。
「爽、俺言うわ。」
「湊が決めたことならなにも言わない。
それがいいかもな。」
「由茉、話がある。」
「え、私?」
「あぁ、如月の姫としてな。」
俺はこれまでのことを由茉に話した。
「……だから、由茉自身も気を付けてほしい。
それから一人になるな。
必ず一輝さんか晴輝さんか如月の誰かといろ。
由茉は俺らが守るから。」
「…だから最近みんな忙しかったんだね。
わかったよ。みんなのこと信じてる。」
「さんきゅ。
俺らが必ず潰すから。
由茉は心配すんな。
気を付けることだけは忘れるなよ。」
「うん、大丈夫。
…でも、みんな約束覚えてる?
自分の命は大切にしてね。
私、もう誰かがいなくなるの嫌だから。
如月のみんな、絶対無事でいるように
お願いね、みんな。」
「あぁ、必ず。約束する。」
俺が強くそう言うと
由茉は安心した表情をした。