続・生きる。


「さてと、とりあえず下にいる純と颯にも

今のことと由茉のこと話してくるか。」


爽はそう言って部屋から出ていった。


「俺腹へったし菓子買ってくるわ。」


「え、お菓子なの?ご飯じゃなくて?」


由茉が突っ込んだ。


「あとでみんなで飯行こ。」


そう言って哉斗も出ていった。


これは気つかってくれたのか?


「由茉、怖いか?」


「え?」


「今は俺しかいない。

吐き出していい。」


「……うん。怖い。

でもそれ以上にみんなのこと信じてるの。

たとえなにかあっても、助けてくれるでしょ?

だからね…大丈夫。

私、姫になったこと後悔してないからね。」


少し…声が震えてる。

強がってんのバレバレ。

こんなとき美波がいたら…

素直に由茉は弱音を吐けんのかな。


「由茉。」


「はは、ごめん。バレバレか。

でも本音だから。怖いけど信じてる。」


「怖くて当然。お前は女なんだから。

俺もっと強くなんねーとな。

湊がいればって思ってもらえるように

一輝さん越えねーとな。」


由茉は俺が守るからな。必ず。

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