続・生きる。
第十三章



それから数日ー

無事にテストを終え、今日はテスト返却日。


これで大学のことも決まるから

やっぱり結果は気になるもので…


今回は最高得点だった。


純には10点以上差をつけて勝った。


そして今日はもうひとつ大切な日、

如月の総会なんだー


みんな集まるって言うから休日かと思ったら

普通の平日でびっくりだった。


私たちは今日資料室に寄ることもせず

途中お昼を食べにファミレスに寄った。


「うー、なんか緊張する…。」


「いつも通りで大丈夫。

由茉の目、みんな気に入るだろうな。

ってか一輝さんと晴輝さんの妹って知ったら

みんな驚くかもな。」


私が固くなっていると

湊が優しく返してくれた。


「そういえば一輝さんの言ってたお知らせ

いったいなんなんだろな。」


湊が言った。


「俺ら言われてないし湊だけじゃね?」


颯が言う。


「ってかさ、湊の親父さん

帰ってこれたんだな。」


え、湊のお父さん?

なんで今その話題?

爽が言ったその言葉を理解できなかった。


「あぁ、俺も久々に会う。」


へぇ…。


「由茉が意味不明って顔してるぞ。」


純が私に気づいた。


「あぁ、由茉にはあとで説明する。」


「…?

うん、わかった。」


私たちはお昼を食べてから

如月の溜まり場へと向かった。


< 302 / 953 >

この作品をシェア

pagetop