続・生きる。


「あ……みんな紹介します。

あの、私の父と母です…。」


私は初代総長と姫を紹介した。


「「「「「えぇ!?」」」」」


すごく驚いた表情の5人。


私もビックリしたから……


「私びっくりしたわ。

由茉が如月の姫になったって聞いたとき。

やっぱ由茉は私の娘なのね。」


そんなことを言うお母さん。


「……じゃああのキッチン作らせたのは…」


「お母さんよ。」


やっぱり……


「もしかして、ずっと言ってた"橘くん"のこと

お父さんもお母さんも知ってたの?」


「あぁ、知ってた。

ごめんな、知らないふりして。」


お父さんが謝ってきた。


「なにそれー…。

ってかもう頭パンクしそうなんだけど…」


あ、だからさっきみんな

「君が由茉ちゃんか」って言ってたのかぁ…。


「由茉にはまだ話すことがあるよ。」


「え?」


若干方針状態の私にお父さんが言った。


「それは私から言おう。

湊、由茉さん、座りなさい。」


私たちは父たちに向き合うように座った。


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