続・生きる。


「おい、由茉は」

俺が聞くと


「大翔が気を失ったからどうなったか

最後はわからないらしい。

でも大翔が気づいたときは捕まってたって。

見たことないやつらだけど

君なら俺ら知ってるでしょって言われたって。」


「…百鬼か。」


「だろうな。由茉の名前も知っていたらしい。」


「…くそ…やっぱ行かせなきゃよかった…。」

明日だったのに…

なんで今なんだよ…


「湊、悔やんでる場合じゃない。

颯、一輝さんに連絡しろ。

由美さんにもな。

純、哉斗を連れ戻してこい。

俺は召集をかける。

湊、しっかりしろ。

俺らが助けてやるんだろ。

由茉は俺らを待ってる。」


「そう、だな。悪い。

俺は大翔のとこにいく。」


「大翔を責めるなよ。」


「あぁ。」


俺は下へ降りた。

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