続・生きる。
「大翔、大丈夫か。」
俺は大翔に話しかけた。
「すみません…俺がいながら…」
「いい、そのやられ方は一人じゃないんだろ?
お前はここで休んでろ。俺らが連れ戻す。」
下では爽が召集をかけて
かなりの人数がすでに集まっていた。
まだ10分しかたっていないというのに
由美さんもいる。
「爽、どうだ。」
「まだだな。あと30分はかかる。
中途半端にいくより集まってからの方がいい。
哉斗もまだいない。」
「…そうか。」
「今一輝さんたちも人数集めて向かってる。」
颯が言った。
「俺らの姫を連れ去ったんだ。
全力でやるぞ。」
爽がそう言った。