続・生きる。
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由茉side


……ん、ここ…どこ?


私は見たことのない部屋のベッドに寝かされていた。


あれ…どうしたんだっけ…


…………あ、そうだ

大翔がやられて眠らされたんだ…。


私はゆっくりと顔をあげた。


「あ、起きた?」


「え?」


そこにいたのは金色の髪をさらさらと揺らす

綺麗な美男子だった。


「……誰?」


「龍。呼び捨てでいーよ。」


「龍…」


どっかで聞いた。


んー………………


あ!そうだ、確か百鬼とかいう…



「じゃああなたは敵ですか。」


「うん、そーだね。

正確には由茉ちゃんじゃなくて

湊の、だけどね。」


「…なんで…。」


「だって、俺らがあいつらの傘下なんて

そんなの絶対おかしいでしょ。」


「私はそんなのよくわかんない。

どっちが強いとかすごいとか…。


でも負けたんでしょ?

なら弱いじゃない。

勝った方が強いのよ。」


「ふ、でも今は違うかもよ?」


龍はそう言って不適に笑った。
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