続・生きる。


「…あ!私ゼリー作ったんだぁ。

ゼリーならみんな食べるでしょ?

持ってくるね!」


逃げた。純うるさいんだもん。


キッチンに行くと爽がみんなに飲み物を入れてた。


「あれ、由茉。どうしたの?」


「ゼリー作ったの。爽も食べる?」


「うん、もらう。」


私は冷蔵庫からゼリーを取りだし、

スプーンを人数分とっていたら

いきなり爽に後ろから抱きつかれた。


「爽?どうしたの?」


「……由茉がいてよかった。

俺、これでやっと結花の墓参り行けるよ。」


「うん、結花さんも喜ぶよ。」


「由茉、ありがとな。」


「どーいたしまして。」


そう言ったら爽は離れて先に幹部室へ戻った。


私もスプーンを出して幹部室に戻り、

湊の横に座った。

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