続・生きる。

「いいやつだな、雄は。

仲間のためにあそこまで怒れるやつ

なかなかいないぞ?」


湊が雄を見ながらそう言った。


「うん、そうだね。

本当に悪いことしちゃったな。」


「許してくれたんだしもういいだろ。

それより行くぞ?」


「うん!」


「みなさんお出掛けですか?」


和真が話しかけてきた。


「うん!湊の元カノのとこ!」


「え?」


「由茉、なにその言い方…」


「本当のことでしょ?」


と私は笑っていった。


「ふふ、じゃーね、和真。」


私たちはバイクに乗り、

美波のところへ向かった。


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